2020夏休み

 

 

2020年、コロナ禍のなかで夏休みスタート。

コロナ禍ってなんだよ。

 

今年から社会人になった彼氏と3日間休みを合わせ、観光は無理だからどこか静かな旅館を取って籠るかぁ~なんて話をしていたけれどやめた。

ひとりの夏休み、ひとりは好きだから苦ではない。

 

■1日目

 

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やっぱり長い休みの初日は嬉しい。ゆっくり起きて、久しぶりにZARAへ行く。気になっていたインディゴブルーのタンクトップを買う。アメスリまではいかないけれど、結構肩がえぐれていていい感じ。まだ秋物に気持ちは動かない。

あれだけ人出が、観光客が減ったと言われていても日曜日の河原町には人がわんさかいた。たくさんの人間をじっと見ているわけではないのに、顔、服、マスク、首から下がっているウイルス除けの魔法の青いお札、情報量の多さにどっと疲れる。さっとカフェに入りランチを食べた。肉うめえ~。ばりばりのえびせんうめえ~。

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夜は弟と飲んだ。なんかいいところ知らない?と聞くと、私がずっと行きたかったビアバーを候補に挙げてきた。やるじゃん…。

弟とはここ数年で仲良くなったように思う。性格というか、考え方の根本的な部分がすごく似ている。色々気にし過ぎちゃうし時間は戻らないし、世の中どうにもならないことばっかりだよね、全てを投げ捨てたくなる時がたまに来るけど、お互い小心者だからえいっと投げ捨てられないんだよねぇ。

 

帰宅すると急にお酒が回ってきた。動画か映画を見ながら寝たきがするけど何を見たかは思い出せない…。

 

■2日目

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 今日は温泉に行ってごろごろする!と決めていたので、移動前に近所でモーニング。

バスに乗って、少し山奥の温泉へ。

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はきはきとした女将さんが片手を挙げながら「どうぞ!」と迎えてくれた。

母方のおばあちゃんの家が同じような田舎にあって、初めて来たけれどすぐに心が落ち着いた。おばあちゃん家のほうがもうちょっと新しいかも。

ついてすぐ温泉に入る。4人も入ったらあふれてしまいそうなこぢんまりとした浴槽で深呼吸しながら目をつむる。久しぶりに何も考えず、見ず、ただぼーっとした時間を過ごせた。

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温泉から上がって鍋焼きうどんを注文した。私以外に2~3人しかいない大広間にダシの香りが広がる。啜る音も響く。まぁいいや気にしない。それくらいだらけてしまえる空間だった。

最後にもう一回温泉に入る。バスの時間まで少しあったので、西加奈子「うつくしい人」を読む。ひとりで遠出をするときに読もう、と決めていたけれど、うとうとしていたり景色を見ながらぼけっとしたりしていた時間が長かったため全然読めなかった。冒頭部分のすべてが嫌になり衝動的に高松空港まで飛んでしまう主人公に少し自分を重ねる。いや、ほんとうに少しだけ。私にはコピー機の前でしゃがみこんで泣いたり、かっこいいスーツケースを転がして自分の誕生日に高級ホテルに泊まったりすることがまだできない。本当は泣きたいし誰もが羨むようなめちゃくちゃいいところに行きたい。感情を溢れさせたいけれど表面張力でギリ耐え、往復460円で行ける温泉にひとり。

 

ふらっとまた来ようかな~と思う。つぎは寄せ鍋定食とゆずハイボールかな。温泉に3回入ってもいいな。

 

■3日目

2日間の反動か、全部がダメ。ひたすら横になって画面をスクロールしたり寝たりしていた。アマプラで映画でもみるかぁと思ったけれどダメ。何にも気持ちが向かない。大阪万博ロゴマークがかわいくて少し元気が出た。

 

明日からまた元気な人っぽい雰囲気だしてがんばるしかないか。